2020年7月12日日曜日

大動脈解離スタンフォードB 6日目 一般病棟個室編

6日目の朝、6時にアナウンスが流れ起床する。
いつも21時には消灯で昼寝もかなりしているので4時頃には目が冷めてしまうのだがそれからまたうたた寝してアナウンスで目が覚める。
暫くすると看護師が来て朝イチの顔拭きホットタオルを置いていってくれる。
まだシャワーに入れない身としてはこのような暖かいタオルが非常にありがたく感じる。
丹念に顔を吹いて点滴を抜いた後の絆創膏の跡を拭き取る。
外は梅雨の天気っぽくジメジメしてそうだがここの個室は換気が聞いているのでそんなに汗ばまない。
集中治療室の時はエアコンの温度設定が極端で一度上げると暑くなり一度下げると冷え冷えになっていた。
天井に付いてる空調のサイズから日本エアフィルター製かな?とか思っていた。
7時30頃に朝食が運ばれてくる。
おかずの量は丁度いいのだがお粥の量が吉野家の超特盛くらいある。
だが今日は味付け海苔が付いていたの丁度おかずとお粥を同時位に食べ終わる事が出来た。
いつもお粥が多すぎて残していた。
というか、何故胃腸は正常なのにお粥なのだろう?
消化するのにも極力負担を掛けないという所だろうか?
ご飯が運ばれて来るときには看護師によって一緒に食後の歯ブラシと薬をセットで準備する人と食べ終わってから準備してくれるパターンがある。
ここら辺りはその看護師のさじ加減なんだろう。
集中治療室と看護師は多忙そうな為極力無駄を省こうと効率重視で動く方が多いような気がした。
比べ一般病棟の看護師は人にもよるが良い意味で緩い人が多い気がする。
ナースステーションからの笑い声も質が違う。
中には集中治療室の看護師より真面目そうな人もいるので(基本的にみんな真面目)一概には言えない。
ともかく人の身の回りの世話をしてくれる方々にはほんと頭が上がらない思いである。
朝食を済ませると8時半頃に夜勤と交代の昼勤看護師が来て挨拶していく。
そろそろ何回か見た顔の人も出てきてなんとなく人員の構成が分かってきた。
そして9時半頃に先生方が回ってきて鼻に付けていた酸素の管をもう大丈夫と取り去っていった。
これでほんとにかなり身軽になった。
残るは心電モニタだけである。
これもモバイルタイプなのでそんなには気にならない。
そして10時半頃に衝撃の展開がきた。
リハビリの看護師が今日は休みの為、今日リハビリできるか分からなかったのだが代わりの看護師がきた。
そして血圧等計測してから50M 歩くという。
やっと病室から自らの足で歩けるのだ。
部屋を出てふーんこんなふうになっていたのかと短い散歩コースを堪能する。
折返し地点はナースステーション前のディルーム。
デイルームだと思っていたがここはディルームのようだ。
ナースステーションもスタッフステーションと言う名前になっていた。
時代は変わっている。
短い散歩コースから戻りまた血圧等をチェックして問題なさそうですねとの事。
トイレも歩いて言って良いですよと。
ついにこの時が来た。
トイレに自由に行けるってなんで素晴らしい事なんだろう。

個室のトイレは十分広くシャワーまで付いている。
本当はこの前内緒で使ったから分かっていたのだがこれで堂々と使える。
そしてディルームまでなら許可無しで気分転換程度に歩いていっていいみたい。
まだ狭い世界だがこれで一気にやれる事が広がった。
無理してまた血管が避けないようにしながら探索しよう。
明日には更に歩ける距離が伸びるらしい。
二日間ごとに段々距離が伸びるらしい。
コンビニまで行けるようになればもうこちらのもんだ。
この調子だとあと一週間程で退院できるのかな?
そして夕方に看護師から明日の予定を聞かされた。
レントゲンの検査である。
今までは動けなかったのであちらからポータブルレントゲンを持ってきて撮影してたのだが明日は歩いて向かうらしい。
軽く動けるようになってから気付いたのだが背中の痛かった所にまだ違和感が残っている。
寝ている時はもう全然感じなかったのにやっぱりまだダメージは残っているのだろう。
午後になりやることもなく暇なのでブログを書いたり卓球台の効率の良い回し方を考えていたのだがイベントがある分だけ暇しなさそうだ。
今日はあと夜景でもみながらぼーっとしよう。

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